が‐ぜん【俄然】
[ト・タル][文][形動タリ]にわかなさま。「毎年夏の初めに、多くの焼芋屋が—として氷水屋に変化するとき」〈漱石・それから〉 [副]突然ある状態が生じるさま。急に状況が変わるさま。にわかに。...
きあつ‐はいち【気圧配置】
比較的広い範囲における高気圧・低気圧および前線などの分布状態。冬にみられる西高東低型、夏にみられる南高北低型、梅雨型など、季節により特徴がある。
クラウド‐クラスター【cloud cluster】
多くの積乱雲が集合し、団塊状になったもの。しばしば水平方向の広がりが数百キロメートルに達する。熱帯域によく現れるほか、日本付近では梅雨期の東シナ海で発生する。次々と積乱雲が発達し、集中豪雨をもた...
くろ‐はえ【黒南風】
梅雨の初めに吹く南風。《季 夏》「沖通る帆に—の鴎(かもめ)群る/蛇笏」→白南風(しらはえ)
ぐず‐ぐず【愚図愚図】
[副](スル) 1 のろのろといたずらに時間を費やすさま。「借金の返済を—(と)引き延ばす」 2 ぶつぶつ不平を言うさま。また、幼児がむずかるさま。「いつまでも—言うな」 3 天候がはっきりし...
こうばい‐の‐あめ【黄梅の雨】
梅の実が黄色く熟するころに降る雨。梅雨。つゆ。
さき‐ぶれ【先触れ】
[名](スル) 1 前もって知らせること。また、あとから来る物事を感じさせるもの。まえぶれ。「訪問日を—しておく」「この雷は梅雨明けの—だ」 2 室町・江戸時代、役人や貴人が旅行する際、あらかじ...
さつき‐ばれ【五月晴(れ)】
1 5月のすがすがしい晴天。 2 陰暦5月の、梅雨の合間の晴天のこと。《季 夏》「うれしさや小草彩もつ—/子規」
さつき‐やみ【五月闇】
陰暦5月の、梅雨が降るころの夜の暗さ。また、その暗やみ。《季 夏》「はらはらと椎(しひ)の雫(しづく)や—/鬼城」
さま‐さま【様様】
[接尾]《接尾語「さま(様)」を重ねた語》人や物事を表す語に付いて、自分にとってその人やその物事がありがたいものであるという意を表す。「梅雨時の晴れ間はお天道(てんとう)—だ」