せきもん‐けん【責問権】
民事訴訟で、裁判所または相手方の訴訟行為が手続き法規に違背したことに対して異議を述べ、その違法を主張する当事者の権能。
せっけん‐こうつうけん【接見交通権】
身体の拘束を受けている被告人・被疑者が、外部の人と面会し、書類や物の受け渡しをする権利。特に、弁護人または弁護人になろうとする人との接見は、立会人を置かずに接見すること(秘密交通権)が認められている。
せんきょ‐けん【選挙権】
議員その他一定の公職に就く者を選挙する権利。参政権の代表的なもの。日本国憲法は公務員の選挙について、成年者による普通選挙を保障している。 [補説]平成27年(2015)6月の公職選挙法改正に伴い...
せん‐けん【専権】
1 好き勝手に権力をふるうこと。擅権(せんけん)。「地方豪族の—」 2 その物事を思いのままにできる権利。「人事権は会社の—事項だ」
せん‐けん【擅権】
「専権1」に同じ。「其巧は即ち—の巧にて」〈福沢・文明論之概略〉
せんざい‐しゅけん【潜在主権】
外国の統治下にある地域に潜在的に有する主権。対日講和条約で、米国の信託統治下に置かれた沖縄に対し、施政権は米国がもつが、領土の最終処分権は日本に属するとされたことについていった。残存主権。
せんしゅ‐けん【選手権】
スポーツなどの最優秀者を決める試合や大会で優勝した個人または団体に与えられる資格。また、その試合や大会。「—保持者」
さきしよう‐けん【先使用権】
⇒せんしようけん(先使用権)
せんしよう‐けん【先使用権】
《「さきしようけん」とも》他人が特許を出願した発明と同じような発明を既に実施している者は、他人が特許権を取得しても引き続きその発明を実施できるという権利。証明できる書類が必要。商標についても先使...
せんじさくせん‐とうせいけん【戦時作戦統制権】
戦争時に軍隊の作戦を指揮する権限。 [補説]韓国の戦時作戦統制権は朝鮮戦争が勃発した1950年以来、国連軍司令官や在韓米軍司令官が掌握していたが、2020年代半ばに韓国に返還される予定。