欲(よく)に転(ころ)・ぶ
欲のために、考えや態度を変える。
欲(よく)に目(め)が眩(くら)・む
欲のために正常な判断力を失う。「—・んで法を犯す」
よく‐ねん【欲念】
欲望の念。欲心。
欲(よく)の皮(かわ)が突(つ)っ張(ぱ)・る
⇒欲の皮が張る
欲(よく)の皮(かわ)が張(は)・る
ひどく欲深くなる。欲の皮が突っ張る。「—・った人」
欲(よく)の熊鷹(くまたか)股(また)を裂(さ)く
《熊鷹が、同時に2匹の猪(いのしし)につかみかかったが、猪はそれぞれ反対の方向に駆けだしたので、熊鷹の股が裂けたということから》あまり欲が深いと災いを招くというたとえ。
よく‐ばり【欲張り】
[名・形動]欲張ること。また、その人や、そのさま。「—を言う」「—な人」
よく‐ば・る【欲張る】
[動ラ五(四)]なんでもかんでもほしがる。欲深く振る舞う。「—・って食いすぎる」「—・ってあちこち見物する」
よく‐ふか【欲深】
[名・形動]《「よくぶか」とも》欲の深いこと。また、その人や、そのさま。「—な業者」
よく‐ぶか・い【欲深い】
[形][文]よくぶか・し[ク]《「よくふかい」とも》ほしがる気持ちが度を超えている。欲張りである。「—・い人」「—・い頼み」