むろ‐や【室屋】
「室(むろ)4」に同じ。「忍坂(おさか)の大—に人多(さは)に来入り居り」〈記・中・歌謡〉
ムード‐かよう【ムード歌謡】
歌謡曲のジャンルの一。従来からの日本の大衆音楽に、ラテンやハワイアンの要素を取り入れた音楽。第二次大戦後に現れ、特に昭和30年代から40年代にかけて流行した。
め【女/妻】
《「男(お)」に対する語》 1 女性。おんな。「吾(あ)はもよ—にしあれば」〈記・上・歌謡〉 2 配偶者、または愛人としての女性。妻。「年頃あひ馴れたる—」〈伊勢・一六〉 3 (「雌」「牝」とも...
めで【愛で】
めでること。「花ぐはし桜の—」〈允恭紀・歌謡〉
も・う【思ふ】
[動ハ四]「おもう」の音変化。「い伐(き)らむと心は—・へどい取らむと心は—・へど」〈記・中・歌謡〉
もこ【婿】
1 相手。仲間。「ちはやぶる宇治の渡りに棹(さを)取りに速けむ人しわが—に来む」〈記・中・歌謡〉 2 「むこ(婿)」に同じ。〈新撰字鏡〉
もじり【捩り】
1 著名な詩文・歌謡などの文句をまねて滑稽化すること。また、その作品。→パロディー 2 言語遊戯の一。言葉を、同音または音の近い他の語に言いかけること。地口(じぐち)・語呂(ごろ)など。 3 付...
もとおろ◦う【回ろふ/廻ろふ】
[連語]《動詞「もとおる」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「もとおらふ」の音変化。上代語》「もとおる」に同じ。「大石に這(は)ひ—◦ふ細螺(しただみ)の」〈記・中・歌謡〉
もと‐へ【本辺/本方】
1 物の根もとの方。下の方。「—は君を思ひ出、末辺(すゑへ)は妹を思ひ出」〈記・中・歌謡〉 2 山の麓の方。「—にはあしび花咲き末方(すゑへ)には椿花咲く」〈万・三二二二〉
もの‐さわに【物多に】
[枕]官庫(おほやけ)には物が多くある意から、地名の「大宅(おほやけ)」にかかる。「—大宅過ぎ」〈武烈紀・歌謡〉