すい‐ろん【水論】
田に引く水の配分をめぐって争うこと。水争い。みずろん。《季 夏》
すい‐わ【水和】
水溶液中の分子またはイオンあるいは分散したコロイド粒子などが、溶媒の水分子と相互作用して集団をつくる現象。水分子との相互作用が強いために化合物を生成するときは、かつて水和(すいか)、あるいは水化...
すいわ‐すい【水和水】
水溶液中や結晶中で、分子またはイオンと強い相互作用で結び付いた水分子の総称。
すいわ‐ねつ【水和熱】
水和にともなって生じる反応熱。1モルのイオンや分子が水和するときに吸収または発生する熱量で表される。
すいわ‐ぶつ【水和物】
水と結合した形の化学式で書ける化合物。水分子の数により一水和物・二水和物などとよぶ。水化物ということもあり、塩類の水和物は含水塩ともいう。
たいこ‐むし【太鼓虫/水蠆】
トンボの幼虫、やごの俗称。《季 夏》
た‐がめ【田鼈/水爬虫】
半翅(はんし)目タガメ科の昆虫。水田や沼にすみ、体長6センチくらい。体は長卵形で扁平、暗黄褐色。鎌状の前脚で他の昆虫や魚・カエルなどを捕らえて体液を吸う。かっぱむし。こうやひじり。どんがめ。《季 夏》
とち‐かがみ【水鼈】
トチカガミ科の多年草。湖沼に生え、葉は円形でつやがあり、裏面に空気の入った袋があって水面に浮かぶ。秋、白い花びらを3枚もつ雄花と雌花とが咲く。名は葉をとち(スッポン)の鏡にたとえたもの。どうがめ...
なぎ【水葱/菜葱】
ミズアオイの別名。《季 夏》
はらや【水銀粉/軽粉】
おしろいの一。水銀に明礬(みょうばん)を加えて製したもの。伊勢国飯南郡射和村から産した。伊勢おしろい。「毎年太夫殿から御祓箱に鰹節一連、—一箱」〈浮・胸算用・一〉