ぜんきん‐せん【漸近線】
ある曲線が、原点から無限に遠ざかるにつれて、限りなく近づいてはいくが、決して交わらないし、接しもしない直線。
そ‐しつ【素質】
1 生まれつきもっている性質。「其品行の—は決して悪性なるに非ず」〈福沢・文明論之概略〉 2 将来すぐれた能力が発揮されるもととなる性質や能力。「音楽家としての—に恵まれる」
そん‐がっきゅう【村学究】
田舎にいて見聞の狭い学者。また、見識の浅い学者を軽蔑していう語。「先生は決して—らしい窮屈な生活けちけちした生活はして居ません」〈独歩・運命〉
大廈(たいか)の材(ざい)は一丘(いっきゅう)の木(き)にあらず
《王褒「四子講徳論」から》大きな建物は、一つの山の木だけでできているわけではない。大事業は必ず大勢の力によって成就するもので、決して一人だけの力でできるものではないということ。
たちどころ‐に【立(ち)所に】
[副]時を移さず、その場ですぐに実現するさま。たちまち。すぐさま。「どんな難題でも—解決してみせる」
たわ・む【撓む】
[動マ五(四)] 1 他から力を加えられて弓なりに曲がる。しなう。「実の重みで枝が—・む」 2 飽きて疲れる。心がくじける。「我が心は決して—・むことなし」〈鴎外訳・即興詩人〉 →撓(しな)う...
だい‐せいもん【大誓文】
決して間違いのないことを誓うこと。また、その誓いを表す語。神かけて。「—色をやめて」〈浮・三所世帯〉
だんじ‐て【断じて】
[副] 1 何が何でも。必ず。断固として。「—やり遂げてみせる」 2 (あとに打消しの語を伴って)どうしても。決して。「—許せない」
だん‐ぜん【断然】
[ト・タル][文][形動タリ]態度のきっぱりとしているさま。また、最後まで押しきって物事をやり遂げるさま。「政府はナゼ—たる政略を施されんのか」〈鉄腸・花間鶯〉 [副] 1 きっぱりと心を決...
ちかっ‐て【誓って】
[副]《神仏に誓いをたてて、の意から》 1 きっと。必ず。「来年こそ—優勝します」 2 (あとに打消しの言葉を伴って)決して。「—うそは申しません」