とさ‐は【土佐派】
平安時代以来の大和絵の伝統を受け継いだ画派。室町前期、宮廷の絵所預(えどころあずかり)であった藤原行光が祖とされ、行広が土佐を名のって成立。室町後期の土佐光信によって隆盛をみた。漢画の狩野派と並...
とよくに‐は【豊国派】
歌川豊国を祖とする浮世絵の一派。歌川派の支派。
とりい‐は【鳥居派】
浮世絵の一派。鳥居清信を始祖とする。美人画や役者絵にすぐれ、元禄(1688〜1704)初めごろから世襲的に芝居の絵看板・絵本番付を描き、現代まで続いている唯一の流派。
どうじょう‐は【堂上派】
近世和歌の一派。二条家の歌学派中、細川幽斎(ほそかわゆうさい)以来の古今伝授(こきんでんじゅ)を受け継いだ公家歌人の系統。中院通勝(なかのいんみちかつ)・烏丸光広(からすまるみつひろ)・三条西実...
ドルーズ‐は【ドルーズ派】
《Druse, Druze》イスラム教シーア派から派生した一派。レバノン・シリア・イスラエルの山岳地方に数十万人の信徒がいる。
なかそね‐は【中曽根派】
自由民主党にあった派閥の一。新政同志会・政策科学研究所の昭和41年(1966)から平成2年(1990)における通称。河野派が源流で中曽根康弘が旗揚げ。→渡辺派
ながさき‐は【長崎派】
江戸時代、長崎に興った絵画の諸派の総称。外国から伝来した絵画の影響を受け、南蘋(なんぴん)派・南宗画派・北宗画派・洋画派など多様な展開をみた。
ナザレ‐は【ナザレ派】
19世紀初頭、古典主義への反動として興ったドイツの画派。初期ルネサンス絵画に範をとり、宗教画の復興を企図した。オーベルベック・プフォル・コルネリウスなど。
なら‐は【奈良派】
江戸時代の装剣金工の一派。江戸初期の奈良利輝を祖とする。
なんぜんじ‐は【南禅寺派】
京都の南禅寺を本山とする臨済宗の一派。無関普門を始祖とする。