とうぶ‐しんしょく【頭部浸食/頭部侵食】
谷頭(こくとう)すなわち谷の最上流部がさらに上流の方へ伸びてゆく浸食作用。谷頭浸食。
とどろき‐けいこく【等々力渓谷】
東京都世田谷区南部にある渓谷。多摩川に注ぐ谷沢(やざわ)川の浸食作用により形成された、約1キロメートルの景勝地。東京23区内では珍しく自然の景観を残しており、谷の斜面には横穴式古墳が残る。「等々...
トヒエア‐さん【トヒエア山】
《Mont Tohiea》南太平洋、フランス領ポリネシア、モーレア島中央部にある山。同島の最高峰で標高1207メートル。玄武岩が浸食されてできた峻厳な山容で知られる。
とろ【瀞】
《「どろ」とも》川の水に浸食されてできた深い淵(ふち)で、流れがゆるやかな所。「—八丁」
ど‐ちゅう【土柱】
石や岩塊があるために、その下の軟らかい土砂の層が雨水の浸食作用から保護され、柱状に残ったもの。徳島県の阿波の土柱は国の天然記念物。
ながとろ【長瀞】
埼玉県北西部、秩父郡長瀞町にある、荒川上流の峡谷。結晶片岩の浸食された岩畳や甌穴(おうけつ)・秩父赤壁がみられる。
なす‐こうげん【那須高原】
栃木県北部、那須岳南東麓に広がる高原。那珂川の支流が樹枝状の浸食谷を形成する。また、土地改良による水田が一部に見られる。観光業・酪農が盛ん。那須御用邸がある。
ななつ‐がま【七ツ釜】
佐賀県西北部、唐津市屋形石にある海食洞。玄界(げんかい)灘の荒波により玄武岩が浸食されてできた柱状節理・洞穴。七つある洞穴のうち最大のものは高さ3メートル、奥行き110メートル。「屋形石の七ツ釜...
ぬた‐がわ【沼田川】
広島県中央南部を流れる川。東広島市北西の鷹ノ巣山(標高922メートル)の南方に源を発し、三原市で瀬戸内海に注ぐ。長さ48キロ。中流部は吉備(きび)高原を浸食して峡谷をつくり、下流部は沖積平野が発...
ねざめのとこ【寝覚の床】
長野県南西部の木曽川の景勝地。木曽郡上松(あげまつ)町にある。浸食によって花崗岩が柱状節理の絶壁となり、多数の甌穴(おうけつ)もある。