し‐しゅく【私淑】
[名](スル)《「孟子」離婁下の「子は私(ひそ)かにこれを人よりうけて淑(よし)とするなり」から》直接に教えは受けないが、ひそかにその人を師と考えて尊敬し、模範として学ぶこと。「—する小説家」
しゅく【淑】
[常用漢字] [音]シュク(呉)(漢) [訓]しとやか 1 しとやか。よい。「淑女/貞淑」 2 よいと思い、慕う。「私淑」 [名のり]きよ・きよし・すえ・すみ・とし・ひで・ふかし・よ・よし
せい‐しゅく【静淑】
[名・形動]もの静かでしとやかなこと。また、そのさま。「君の知る所の婦人の中に尤も—で端麗なのは」〈露伴・露団々〉
てい‐しゅく【貞淑】
[名・形動]女性の操がかたく、しとやかなこと。また、そのさま。「—な生涯」 [派生]ていしゅくさ[名]
なかね‐きよし【中根淑】
[1839〜1913]漢学者。江戸の人。号は香亭。旧幕臣で、出版社に勤め、西洋文法を学んで日本文法を研究した。著「日本文典」など。