ばく【漠】
[常用漢字] [音]バク(漢) 1 広い砂原。「砂漠」 2 何もなくて、どこまでも広い。「漠漠/空漠・広漠・渺漠(びょうばく)・茫漠(ぼうばく)」 3 とりとめがない。「漠然」 [名のり]とお・ひろ
ばく‐ばく【漠漠】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 広々として果てしないさま。「—たる荒野」 2 ぼんやりとしているさま。とりとめのないさま。「空々—」「—たる挨拶をした」〈漱石・虞美人草〉
びょう‐ばく【渺漠】
[ト・タル][文][形動タリ]広くて果てしのないさま。「—たる原野」
ぼう‐ばく【茫漠】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 広々としてとりとめのないさま。「—たる砂漠地帯」 2 はっきりしないさま。「—とした話」
むらさきのさばく【紫の砂漠】
松村栄子のファンタジー小説。平成5年(1993)刊。
めい‐ばく【冥漠/冥邈】
[名・形動]暗くて遠いこと。また、そのさま。「申し分のない、空気と、あたたかみと、—なる調子とを具えて居る」〈漱石・草枕〉
モハーベ‐さばく【モハーベ砂漠】
《Mojave Desert》米国カリフォルニア州南部にある砂漠。南北をシエラネバダ山脈とサンバーナーディーノ山脈に挟まれる。標高600メートルから1500メートル。鉱物資源に富み、金・銀・銅・...
リビア‐さばく【リビア砂漠】
アフリカ北東部、リビア東部からエジプトのナイル川の西にかけて広がる砂漠。
ルブアルハーリー‐さばく【ルブアルハーリー砂漠】
《Rub' al Khali》アラビア半島南部にある砂漠。名称はアラビア語で「空白の地域」を意味する。サウジアラビア南部から、オマーン、アラブ首長国連邦、イエメンに及ぶ。大半を砂砂漠が占める。ル...
れき‐さばく【礫砂漠】
岩石砂漠のうち、礫(粒径が2ミリメートル以上の砕屑物)で覆われたものをいう。