あられ‐ばい【霰灰】
茶の湯で、あられのようにつぶつぶに作った灰。炉の蒔灰(まきばい)に使う。
いし‐ばい【石灰】
生石灰(酸化カルシウム)や消石灰(水酸化カルシウム)などのこと。せっかい。
いす‐ばい【柞灰】
イスノキを焼いて作った灰。磁器の釉(うわぐすり)の融剤に用いられる。
い‐はい【遺灰】
火葬にしたあとに残る、灰状になった骨。
かい【灰】
[音]カイ(クヮイ)(漢) [訓]はい [学習漢字]6年 〈カイ〉 1 はい。「灰燼(かいじん)/降灰・骨灰・塵灰・石灰」 2 はい色。「灰白色/鉛灰色」 3 生気のないもの。「死灰」 〈は...
かいそう‐ばい【海藻灰】
アラメ・カジメ・ホンダワラなどの褐藻を干し、蒸し焼きにして作った灰。カリ肥料およびヨードなどの原料にする。
かい‐ばい【貝灰】
ハマグリ・ホッキガイ・カキなどの貝殻を蒸し焼きにして作った灰。漆喰(しっくい)・肥料やこんにゃく製造などに使用。
かいろ‐ばい【懐炉灰】
火をつけて、懐炉に用いる固形燃料。ふつう桐灰(きりばい)・麻殻灰・わら灰などに助燃剤を加えて紙袋に詰める。《季 冬》
かきがら‐ばい【牡蠣殻灰】
カキの殻を焼いて粉末にしたもの。石灰の代用にする。かきばい。
かざん‐ばい【火山灰】
火山から噴出された灰のようなもの。火山砕屑物の一で、直径2ミリ以下の細粒のものをいう。ごく細粒であれば火山塵(かざんじん)ともいう。