ばら‐ずみ【散炭】
1 小枝を焼いてつくった細かい炭。 2 俵(たわら)に詰めないで、ばらで売る木炭。
ひょう‐たん【氷炭】
氷と炭。相違のはなはだしいものをたとえていう。
び‐ふんたん【微粉炭】
石炭の微細な粉末。粒径0.5ミリメートル以下程度のものをさす。効率的な燃焼やガス化に向く。石炭火力発電、製鉄、練炭の原料などに用いられる。
びんちょう‐ずみ【備長炭】
和歌山県で産する良質の炭。ウバメガシを材料とし、火力が強く、炎も出ず、灰も少ない。元禄年間(1688〜1704)に田辺の備中屋長左衛門(一説に備後屋長右衛門)が創製。びんちょうたん。
びんちょう‐たん【備長炭】
⇒びんちょうずみ(備長炭)
ふん‐たん【粉炭】
粉状または細粒状の石炭。
ぼう‐たん【棒炭】
棒状に作ったたどん。
まめ‐たん【豆炭】
無煙炭の粉に木炭粉・コーライトなどをまぜ、粘結剤を加えて卵大の扁球形に練り固めた家庭用燃料。《季 冬》
まわり‐ずみ【回り炭】
茶道の七事式の一。炉中の下火をすっかり揚げて、主客ともに順々に炭をつぐ式法。炉のときだけに行う。
むえん‐たん【無煙炭】
最も炭化度の進んだ石炭。揮発性物質や不純物が少なく、燃焼時に発煙しない。燃料や練炭・コークスの原料、電極・カーバイド原料などに使用。