あみだ‐ぶつ【阿弥陀仏】
《(梵)Amitābha(無量光仏と訳)Amitāyus(無量寿仏と訳)の音写から》西方浄土の教主。すべての衆生を救おうと48の誓いを立てた仏。浄土宗・浄土真宗では本尊とし、念仏による極楽往生を...
あんらくしゅう【安楽集】
中国、唐代の仏教書。2巻。道綽(どうしゃく)撰。観無量寿経を解説し、仏教を聖道(しょうどう)門と浄土門に分けて説いた最初のもの。末法の世には阿弥陀仏の本願を信じて極楽往生を願うべきと説く。
いおう‐に‐むにん【易往而無人】
仏語。阿弥陀仏の誓願を信じる者はたやすく極楽往生できるが、実際にはそういう者はごくまれであるということ。「大無量寿経」にある語。
う・ぐ【穿ぐ】
[動ガ下二]《「うがつ」の自動詞形。上代は「うく」》 1 穴があく。くぼむ。また、出っぱったものが欠け落ちる。「磯打つ波に当たりて大きに—・げたる岩穴あり」〈太平記・一八〉 「瘡(かさ)ガ—・ゲ...
おん‐けん【隠顕】
仏語。 1 隠れたものと、あらわれたもの。 2 浄土真宗で、浄土三部経について、観経と阿弥陀経は外にあらわされたものとしては方便の教えであるが、内にかくされている面では無量寿経の弘願の真実と一致...
かい‐きょう【開経】
1 経文を読み始めること。 2 本経(ほんぎょう)の前に読む経。法華三部経で、本経の法華経が説かれる前に、序説としてあらかじめ説かれる無量義経をさす。⇔結経(けっきょう)。
かいけつ‐きょう【開結経】
本経の前に読む開経と、後に読む結経。法華三部経では開経が無量義経、結経が観普賢経。開結二経。
かんがい‐むりょう【感慨無量】
[名・形動]感慨がはかり知れないほど大きいこと。また、そのさま。感無量。「—な(の)面持ち」
かん‐ぎょう【観経】
経文を読むこと。看経(かんきん)。 「観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)」の略。
かんのん‐かん【観音観】
観無量寿経に説く十六観の一。極楽浄土に往生することを念じ、観世音菩薩(ぼさつ)の相を観想する観法。