きょう‐だん【杏壇】
《「荘子」漁父から》学問を教える所。学問所。孔子が学問を講じた壇のまわりに杏(あんず)の木があったところからいう。
きょうどう‐しんけん【共同親権】
未成年の子供に対する親権を父母の双方が持っていること。→親権 [補説]日本の法律では夫婦が離婚した場合、親権は父母のどちらかに帰属する。欧米では離婚後も双方がともに親権を持つと認める国が多い。
きょうふ‐てつがく【教父哲学】
教父たちの哲学の総称。異教的な古代文明の中でキリスト教を擁護し、ギリシャ哲学を利用してキリスト教思想を説明した。
きょうわ‐とう【共和党】
民主党と並ぶ米国の二大政党の一つ。1854年結党。1860年リンカーンを大統領に当選させる。農地法(ホームステッド法)・保護貿易などのほか奴隷制廃止など進歩的政策で北東部の産業資本家・西部の...
きょ‐ゆう【許由】
中国古代の伝説上の人物。尭(ぎょう)帝が位を譲ろうと言うと、汚れたことを聞いたと、潁水(えいすい)で耳を洗い、箕山(きざん)に隠れたと伝えられる。→許由巣父(そうほ) →流れに耳を洗う
許由(きょゆう)巣父(そうほ)
許由が潁水で耳のけがれを洗い落としているのを見た巣父が、そのような汚れた水は牛にも飲ませられないとして牛を連れて帰ったという、「荘子」逍遥遊・「史記」燕世家などにみえる故事。栄貴を忌み嫌うことの...
きよはら【清原】
姓氏の一。 古代の氏族。天武天皇の皇子舎人(とねり)親王の曽孫夏野に始まる家系と、舎人親王の子貞代王に始まる家系とがある。 [補説]「清原」姓の人物清原家衡(きよはらのいえひら)清原清衡(き...
きよ・める【清める/浄める】
[動マ下一][文]きよ・む[マ下二] 1 けがれや汚れを除き去って清らかにする。「身を—・める」 2 恥や汚名などを取り除く。すすぐ。「父祖の恥を—・めんがために」〈平家・一〇〉
きりつぼ‐の‐みかど【桐壺の帝】
源氏物語の登場人物。光源氏の父。本文には名称がなく、その登場する初巻「桐壺」の名による。
きろくだ【木六駄】
狂言。太郎冠者(たろうかじゃ)が、伯父の家に木と炭を六駄ずつ運ぶ途中で酒を飲み、酔った勢いで木の六駄を茶屋の亭主に与えてしまい、いい気持ちで伯父を訪ねてしかられる。