かたほ‐え・む【片頰笑む】
[動マ五(四)]片方のほおに笑いを浮かべる。「白糸は—・みて」〈鏡花・義血侠血〉
かた‐み【片身】
1 身の半分。特に、魚の頭を切り、背骨を中心に両側に裂いた、その片方の身。半身(はんみ)。 2 「片身頃(かたみごろ)」に同じ。
かた‐みごろ【片身頃】
衣服の身頃の片方。
かた‐みみ【片耳/傍耳】
1 片方の耳。 2 ちらっと耳にすること。聞くともなしに聞くこと。「—に聞きてうち笑む女ばらのあるを」〈源・椎本〉
かた‐め【片目】
1 片方の目。 2 片方の目が見えないこと。独眼。 3 鮃(ひらめ)また鰈(かれい)をいう女房詞。
片目(かため)を瞑(つぶ)・る
片方の目をつぶる。ウインクする。人に合図をするときのしぐさ。
かた‐めん【片面】
1 一方の面。片方の面。「—刷り」「レコードの—」⇔両面。 2 物事の一方の面。「事実を—からしか見ていない」 3 顔の半分。
かた‐や【片矢】
甲矢(はや)と乙矢(おとや)のように対になっているうちの、片方の矢。→諸矢(もろや)
かた‐ゆき【片裄】
1 衣服の左右の裄の片方。 2 着物を左右いずれかに片寄せて着ること。
かた‐わ【片輪】
二つある車輪の片方。