けん‐しゅ【犬種】
イヌの品種。シェパード・ポメラニアン・秋田犬(あきたいぬ)・柴犬(しばいぬ)など。
けん‐じゅう【犬戎】
古代中国の西戎(せいじゅう)の一。殷(いん)・周・春秋時代に陝西(せんせい)省方面で勢力を振るったが、秦に圧迫されて衰えた。犬夷(けんい)。昆夷(こんい)。
けんじゅ‐がくは【犬儒学派】
⇒キニク学派
けん‐ば【犬馬】
犬と馬。また、人に使われる者や身分の低い者をたとえたり、自分をへりくだっていったりする語。
けん‐ばい【犬吠】
犬がほえること。また、その声。「絶えて鶏鳴—を聞かず」〈織田訳・花柳春話〉
犬馬(けんば)の心(こころ)
《「史記」三王世家から》臣下が君主に忠節を尽くし、その恩に報いようと思う心。
犬馬(けんば)の年(とし)
《曹植「黄初六年令」から。犬や馬のようにむだに年をとる意》自分の年齢をへりくだっていう語。犬馬の齢(よわい)。
犬馬(けんば)の養(やしな)い
《「論語」為政から》犬や馬にえさを与えるのと同じように、父母を養うのに、ただ衣食を与えるだけで敬意が伴わないこと。
犬馬(けんば)の労(ろう)
主君や他人のために力を尽くして働くことをへりくだっていう語。「—をいとわない」
けん‐ぴ【犬皮】
犬の皮。安物の三味線の胴に張った。「皮の性(しゃう)が悪いから、—の三味線になってな」〈滑・浮世床・二〉