くるわ‐か・す【狂はかす】
[動サ四] 1 狂わせる。「傀儡(くぐつ)神と言ふものの—・しけるなめり」〈今昔・二八・二七〉 2 たぶらかす。だます。「侍従に—・されて、よものふるまひどもし給ふ」〈住吉・上〉
くるわし・い【狂わしい】
[形][文]くるは・し[シク]いかにも気が違ったように見える。くるおしい。「—・く泣き叫ぶ声」 [派生]くるわしげ[形動]くるわしさ[名]
くるわ・す【狂わす】
[動サ五(四)]「狂わせる」に同じ。「心を—・す」「計画を—・してやる」 [動サ下二]「くるわせる」の文語形。
くるわ・せる【狂わせる】
[動サ下一][文]くるは・す[サ下二] 1 考えや気持ちを正常でなくする。心を乱れさせる。「子供の死が母親を—・せた」「弱点をつかれたことが冷静な彼を—・せた」 2 機器などの正確さを失わせる。...
たぶ・る【狂る】
[動ラ下二]正気を失う。気が狂う。「—・れたる醜(しこ)つ翁(おきな)の言(こと)だにも」〈万・四〇一一〉
ふ・る【狂る】
[動ラ下二]「ふ(狂)れる」の文語形。
ふ・れる【狂れる】
[動ラ下一][文]ふ・る[ラ下二] 1 (多く「気がふれる」の形で)気がくるう。「気が—・れたようにしゃべり続ける」 2 物事が常軌を逸する。普通でなくなる。「三日三夜の酒宴は殊(ことさら)—・...