きょうげん‐まわし【狂言回し】
1 歌舞伎劇で、筋の運びや主題の解説に終始必要な役柄。 2 表立たずに物事の進行をつかさどる人物。「社長交代劇の—をつとめる」
きょうげん‐めん【狂言面】
狂言で用いる面。おかしみのあるものが多い。神・鬼や動物のほか、老人・醜女の役などに用いる。武悪(ぶあく)・嘯(うそふき)・賢徳・乙(おと)など。
きょうげん‐やくしゃ【狂言役者】
歌舞伎狂言を演じる役者。
きょう‐し【狂死】
[名](スル)気が狂って死ぬこと。狂い死に。
きょう‐し【狂詩】
江戸中期以後に流行した、こっけいを主とする漢詩体の詩。押韻・平仄(ひょうそく)など漢詩作法に従いながら、俗語・卑語を多用した。銅脈先生(畠中正盈)・寝惚先生(大田南畝)らが代表的作者。
きょうし‐きょく【狂詩曲】
自由な形式により、民族的または叙事的内容を表現した器楽曲。ラプソディー。
きょう‐しゃ【狂者】
1 気の狂った人。 2 風雅に熱中する人。風狂の人。「先師の意を以て見れば、少し—の感も有るにや」〈去来抄・先師評〉 3 ふざけたことを行う人。狂言師。「—の言を巧にする戯にも非ず」〈太平記・五〉
きょう‐しん【狂信】
[名](スル)冷静な判断力を失って、激しく信じ込むこと。「—的な行動」
きょうしんしゃイーライ【狂信者イーライ】
《Eli, the Fanatic》米国の作家、フィリップ=ロスの短編小説。処女小説集「さようならコロンバス」に収録。ユダヤ神学校の立ち退き訴訟に関わるユダヤ系の弁護士が情緒不安定になるさまを通...
きょう‐じょ【狂女】
気の狂った女。