きょう‐ひょう【狂飆】
荒れ狂う大風。暴風。「—波を鞭(むちう)ちて」〈鴎外訳・即興詩人〉
きょう‐ふう【狂風】
激しく吹きまくる風。
きょうふうき【狂風記】
石川淳の長編小説。昭和46年(1971)から昭和55年(1980)にかけて連載。神話、伝奇、SF、バイオレンスなどの要素を取り入れ若者の支持を得た。
きょう‐ぶん【狂文】
江戸中期、狂歌に対して起こり、明治初期まで行われた、諧謔(かいぎゃく)・風刺を主とする戯文。
きょう‐ほん【狂奔】
[名](スル) 1 狂ったように走りまわること。「ひづめに火花を散らして、まっしぐらに—する」〈芥川・偸盗〉 2 ある目的のために夢中になって奔走すること。「資金集めに—する」
きょう‐ぼう【狂妄】
[名・形動]常軌を逸した、道理に反する行いをすること。また、そのさま。きょうもう。「惑溺—なる者」〈西周・明六雑誌八〉
きょう‐ぼう【狂暴】
[名・形動]狂ったようにあばれること。また、そのさま。「酒に酔うと—になる」 [派生]きょうぼうさ[名]
きょう‐もう【狂妄】
[名・形動]「きょうぼう(狂妄)」に同じ。
きょう‐やく【狂薬】
酒のこと。「嗚呼(ああ)謹むべきは—なり」〈鉄腸・雪中梅〉
きょう‐らん【狂乱】
[名](スル) 1 心が狂い乱れて、異常な言動をすること。「嫉妬で—する」「半—」 2 物事の状態が、はなはだしく異常になること。「地価—」 3 「狂乱物(もの)」の略。