とうかつ‐じごく【等活地獄】
仏語。八大地獄の第一。殺生を犯した者が落ちるとされ、獄卒の鉄棒や刀で肉体を寸断されて死ぬが、涼風が吹いてくるとまた生き返り、同じ責め苦にあうという。
とう‐ごく【投獄】
[名](スル)牢や監獄に入れること。「盗みのかどで—する」
にゅう‐ごく【入獄】
[名](スル)牢獄や刑務所に拘禁されること。入監。⇔出獄。
はえ‐じごく【蠅地獄】
モウセンゴケ科の多年草。高さ20〜25センチの食虫植物。葉柄は平たく、葉は円形で縁にとげ状の長い毛があり、虫が触れると左右から閉じて捕らえ、消化する。6月ごろ、花茎の頂に白い5弁花を数個開く。米...
は‐ごく【破獄】
[名](スル)囚人が牢獄(ろうごく)を破って脱走すること。牢破り。脱獄。 [補説]書名別項。→破獄
はごく【破獄】
吉村昭の小説。主人公の佐久間清太郎は、4度の脱獄を成功させた実在の受刑者、白鳥由栄がモデル。「世界」誌に昭和57年(1982)から昭和58年(1983)にかけて連載。単行本は昭和58年(1983...
はち‐だいじごく【八大地獄】
熱気で責め苦しめられる8種の地獄。等活・黒縄(こくじょう)・衆合(しゅごう)・叫喚・大叫喚・焦熱・大焦熱・阿鼻(無間(むけん))の八地獄。八熱地獄。八大奈落。→地獄1
はち‐ねつじごく【八熱地獄】
⇒八大地獄
はちまん‐じごく【八万地獄】
仏語。煩悩(ぼんのう)のために受ける数多くの苦しみを、地獄にたとえていう語。八万奈落。
はち‐かんじごく【八寒地獄】
⇒はっかんじごく(八寒地獄)