きんこう‐せんにん【琴高仙人】
中国、周代の趙(ちょう)の仙人。琴の名手で、鯉(こい)を巧みに乗りこなしたという。故事人物画の画題として知られる。
きんこ‐りゅう【琴古流】
尺八の流派の一。初世黒沢琴古が明和(1764〜1772)のころ創始。都山(とざん)流とともに二大流派をなす。
きん‐しつ【琴瑟】
1 琴と瑟(大琴)。 2 むつまじい夫婦仲のたとえ。「—の交わり」
琴瑟(きんしつ)相和(あいわ)す
《「詩経」小雅・常棣から》琴と瑟との音がよく合う。夫婦仲が非常によいたとえ。
きん‐せん【琴線】
1 琴の糸。 2 心の奥深くにある、物事に感動・共鳴しやすい感情を琴の糸にたとえていった語。「心の—に触れる言葉」 [補説]2は、「琴線に触(ふ)れる」で成句となり、良いものに感銘を受ける意で使...
琴線(きんせん)に触(ふ)・れる
《琴線は、物事に感動しやすい心を琴の糸にたとえたもの》良いものや、素晴らしいものに触れて感銘を受けること。「心の—・れる」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「感動や共鳴を与え...
きん‐の‐こと【琴の琴】
《「こと」は弦楽器の総称》「琴(きん)」に同じ。
こと【琴/箏】
1 箏(そう)のこと。箏が流行弦楽器となった江戸時代以後、特にいわれる。近年は「琴」の字を当てて、箏を表すことも多い。 2 日本で、弦楽器の総称。「琴」の字を当てたが、のち「箏」の字も用いた。琴...
こと‐いた【琴板】
琴占(ことうら)に用いる檜(ひのき)の板。長さ約75センチ、幅約30センチ、厚さ約3センチ余りのもので、笏(しゃく)でたたいて神おろしを行う。→琴占
こと‐いと【琴糸】
琴に張る糸。琴の緒。琴の弦。