すが‐も【菅藻】
1 アマモ科の多年草。海岸の岩礁に生える。葉は細長く、長さ約1メートルになる。雌雄異株。春から夏にかけて花をつける。 2 川藻の一種というが、未詳。「宇治川に生ふる—を川速み取らず来にけりつとに...
すぎな‐も【杉菜藻】
オオバコ科の水生の多年草。本州以北の沼に生える。長さ30〜50センチ。泥中を地下茎がはい、先の方は水中から水面上に伸び、スギナに似る。花弁のない花をつける。
すずめ‐うり【雀瓜】
ウリ科の蔓性(つるせい)の一年草。原野や水辺に生える。葉は三角形で、巻きひげがある。夏、白い花をつけ、実は熟すと灰白色になる。
すっぽん‐たけ【鼈茸】
スッポンタケ科のキノコ。夏から秋に山野の地上に生える。丸く卵大で、熟すと白い寒天質の殻を破って中空の柄が伸び、高さ10〜15センチになる。傘は釣り鐘状で表面に暗緑色の粘液があり、悪臭を放つ。
す‐の‐き【酢の木】
ツツジ科の落葉低木。山地に生える。葉は互生し、卵形で酸味がある。6月ごろ、白い釣り鐘状の花が、数個ずつ集まってつく。果実は球形で、熟すと黒くなる。酸味があり、梅にたとえて小梅ともいう。
すぶた
トチカガミ科の一年草。水田などに生える。葉は細長く密に根生し、水中でなびく。夏から秋、水面に白い3弁花を開く。
すべり‐ひゆ【滑莧】
スベリヒユ科の一年草。路傍・畑など日当たりのよい所に生える。茎は赤紫色を帯び、下部は地をはう。葉は肉質で長円形、つやがある。夏、黄色の小花を開く。うまびゆ。《季 夏》「淋しさや花さへ上ぐる—/普羅」
すみれ‐さいしん【菫細辛】
スミレ科の多年草。北海道南部と本州日本海側の多雪地方の林下に生える。雪解けのころ群がって芽を出し、葉の広がる前に淡紫色の花を咲かせる。葉は心臓形で、ウスバサイシンに似るのでこの名がある。
せい‐し【生歯】
1 歯が生えること。 2 《「周礼」秋官・司民から》その年に生まれた子。転じて、人民。
せい‐もう【性毛】
陰部に生える毛。陰毛。恥毛。