ベナール‐うず【ベナール渦】
ベナール対流によって生じる、蜂の巣のようなパターンで配列した細胞状の渦。
ベナール‐たいりゅう【ベナール対流】
水平な液体層の下面を一様に加熱、または上面を冷却することで温度勾配をつくりだしたとき、規則的なパターンを伴って生じる対流。液体層の上方からみると、蜂の巣のようなパターンで配列した細胞状の渦の領域...
べにこうじ‐きん【紅麹菌】
麹黴(かび)の一種。デンプン質を発酵させ紅麹を作り出す。コレステロールを低下させる物質を生成する種がある一方、黴毒を生じる種もある。
ベータトロン【betatron】
電子を電磁誘導によって加速する装置。円形の交流電磁石の磁束を変化させ、その周りに生じる電界によって、ドーナツ状の管内の電子を加速する。高エネルギーのX線の発生源として利用される。
ベータマイナス‐ほうかい【β−崩壊/ベータマイナス崩壊】
β崩壊において、電子と反ニュートリノの対が放出される現象。弱い相互作用によって生じる。
ペーパー‐コンデンサー【paper condenser】
誘導体に絶縁した紙を用いたコンデンサー。シリコン油などを紙に含浸させ、金属箔と交互に重ねたもの。絶縁破壊が生じると紙に穴があき、金属箔が蒸散して瞬時に絶縁を自己回復する作用をもつ。紙コンデンサー。
ほうかい‐せいせいぶつ【崩壊生成物】
放射性崩壊によって生じる核種。その多くは放射性核種であるため、安定同位体になるまで、崩壊が繰り返される。
ほうし‐のう【胞子嚢】
胞子を内部に生じる袋状の生殖器官。成熟すると破れて胞子を散布する。シダ植物の葉の裏面やコケ植物の蒴(さく)にみられる。
ほうしのう‐ぐん【胞子嚢群】
シダ植物で、胞子嚢が数個以上集まったもの。胞子葉の裏面や縁に生じる。嚢堆(のうたい)。ソーラス。
ほうしゃ‐へいこう【放射平衡】
1 ある物体において、放射によるエネルギーの流出と流入とが釣り合っている状態。輻射平衡。 2 放射性元素の崩壊の系列で、新しく生じる核種の生成速度と消滅速度とが釣り合っていること。放射能平衡。