ばん‐せい【晩生】
[名]植物が、普通よりも遅れて生長すること。おくて。「—の稲」⇔早生。 [代]一人称の人代名詞。後輩が先輩に対して自分をへりくだっていう語。
びょう‐じょう【苗条】
茎と葉の総称。一つの茎とそれに生じる葉を、生長の一単位とみていう。シュート。葉条。芽条。
フィトクロム【phytochrome】
光エネルギーの受容体として働く色素たんぱく質。赤色光と近赤外光の二つの吸収スペクトル型を示し、相互に可逆的に変化して、植物の生長・形態形成を調節する。→クリプトクロム →フォトトロピン
ふう‐だい【風大】
仏語。四大(しだい)・五大・六大の一。風という要素。ものの動きを生長させる作用をもつ。
フルボ‐さん【フルボ酸】
植物の枯死体が微生物のはたらきにより分解されてできる、腐植質に含まれる有機酸の一。アルカリに可溶。酸で沈殿したのちフミン酸が分離される。鉄との錯体であるフルボ酸鉄が、海洋における植物プランクトン...
ふ‐わごうせい【不和合性】
花粉を受粉しても、受精しないこと。花粉の不発芽、花粉管の形態異常や生長停止などによる。
ぶんれつ‐そしき【分裂組織】
植物で、細胞分裂を活発に行っている組織。茎・根の形成層や生長点にあり、植物を生長させる働きをもつ。⇔永久組織。
ベンジルアデニン【benzyl adenine】
植物生長調節物質の一種。分枝・珠芽・基芽などの発生を促進し、ブドウの花振るいを抑え、球根の休眠打破などの作用ももつ。BA。
ほうが‐こうしん【萌芽更新】
樹林を人為的に更新する方法の一つ。樹木を伐採し、その切り株や木の根元から伸びた萌芽が生長し、やがて新たな樹林を構成する。日本では昭和30年代半ば頃まで、この方法による薪炭林の維持管理が広く行われ...
ほうが‐りん【萌芽林】
地表近くで木を伐採し、切り株からの萌芽を生長させた林。萌芽後に手入れして枝を適度に切り、幹となる枝を残す。