び‐よう【美容】
1 顔やからだつき、肌などを美しく整えること。「全身—」 2 美しい顔かたち。美貌。「—花の如くであったと」〈花袋・田舎教師〉
ビラ【villa】
郊外や田舎の屋敷。別荘。
ふうじ‐こ・む【封じ込む】
[動マ五(四)]「封じ込める」に同じ。「手ずから折った黄い野菊の花が—・んであった」〈花袋・田舎教師〉 [動マ下二]「ふうじこめる」の文語形。
ふう‐らい【風来】
1 風に吹き寄せられたように、どこからともなくやって来ること。また、その人。「案内者などのやっかいにならない—の田舎者」〈寅彦・案内者〉 2 遊里で、初めての客。初会の客。「お茶屋もない—のお客...
ふくら・す【膨らす/脹らす】
[動サ五(四)]「膨らます」に同じ。「萩の餅に腹を—・し」〈花袋・田舎教師〉 [動サ下二]「ふくらせる」の文語形。
ふ‐さん【不参】
[名](スル)参列・参加・出席などをしないこと。「点呼に—するからよろしく頼むという手紙を」〈康成・田舎芝居〉
ふすぶ・る【燻ぶる】
[動ラ五(四)] 1 炎を立てず、煙だけを出して燃える。いぶる。くすぶる。「蚊遣り火が—・る」 2 煙のすすで黒くなる。すすける。くすぶる。「家の内は煤にて真っ黒に—・り」〈鉄腸・花間鶯〉 3 ...
ふみ‐た・てる【踏(み)立てる】
[動タ下一][文]ふみた・つ[タ下二] 1 地面をしっかりと踏んで立つ。「四辺(あたり)は—・てられぬほど路がわるかった」〈花袋・田舎教師〉 2 物を踏んで足に突き刺す。「釘を—・てる」 3 地...
ふり‐はな・つ【振(り)放つ】
[動タ五(四)]「振り放す」に同じ。「母親の止めるのを—・って」〈花袋・田舎教師〉
ぶ‐ざ【武左】
《「武左衛門」の略》田舎侍をあざけっていう語。特に遊里で、やぼな武士についていう。「—だから泊りはしやせん」〈洒・辰巳之園〉