こつずいいけいせい‐しょうこうぐん【骨髄異形成症候群】
造血幹細胞に異常が生じ、正常な血液細胞を十分に作ることができなくなる疾患の総称。血液細胞の癌(がん)の一つ。赤血球・白血球・血小板のいずれかまたはすべてに形態・機能の異常がみられ、貧血、出血しや...
こつずい‐えん【骨髄炎】
骨髄に化膿(かのう)性の細菌が侵入して起こる疾患。小児に起こりやすく、大腿骨(だいたいこつ)・脛骨(けいこつ)に生じることが多い。高熱・激痛を伴い、侵された部位がはれる。
こつずい‐せんいしょう【骨髄線維症】
造血幹細胞の異常による腫瘍性疾患。線維芽細胞がコラーゲンを過剰につくり、骨髄が広い範囲で線維化する。脾腫を伴う。骨髄硬化症。
こつ‐ねんれい【骨年齢】
骨化成熟の程度を暦年齢と対照したもの。X線撮影によって推定し、小児の発育度、骨疾患の判定などに用いる。骨化年齢。
こつばんぞうき‐だつ【骨盤臓器脱】
女性の骨盤内にある子宮・膀胱・尿道・小腸・直腸などの臓器が下垂し、膣壁内に突出する疾患の総称。脱出する臓器によって子宮脱・膀胱瘤・尿道瘤・小腸瘤・直腸瘤などという。重症になると膣外に脱出する。出...
こつ‐めんえきがく【骨免疫学】
骨と免疫系の相互作用についての研究する医学の一分野。自己免疫応答の異常が原因となる関節リウマチや骨髄内の免疫細胞に起因する各種疾患などの治療に向けた基礎・臨床研究などを指す。
こはつ‐せい【孤発性】
ある病気を発症する人が、散発的に現れること。環境など遺伝以外の要因があると考えられる。散発性。突発性。「—神経疾患」→家族性
コピーすう‐たけい【コピー数多型】
細胞の特定の染色体領域に存在する遺伝子のコピーの数が個人・個体によって異なること。また、その領域をいう。CNV(copy number variation)。 [補説]ヒトの遺伝子は通常、父母か...
コンティニュア【Continua】
血圧計や体重計などの健康管理機器と携帯電話などのデジタル機器との相互接続についての規格。医療機器メーカーやIT企業からなる業界団体コンティニュアヘルスアライアンスが同規格の標準化・普及・認証を行...
ゴーシェ‐びょう【ゴーシェ病】
《Gaucher's disease》小児慢性特定疾患の一つ。酵素の先天性欠損によりマクロファージ(大食細胞)にグルコセレブロシドが蓄積する難病。肝脾腫・リンパ腫症・骨変化を生ずる。