ぐうぜん‐ろん【偶然論】
哲学で、世界の発生や生成は、すべて偶然に帰着するという考え方。エピクロス・ルクレティウスなどが唱えた。→決定論
ぐうはつ‐さいむ【偶発債務】
現在は実際の債務ではないが、将来一定の条件が発生したとき、負わなければならない潜在的な債務。手形割引による償還義務、債務保証、係争中の訴訟による賠償義務、販売商品に対する保証など。
ぐうはつ‐そんしつ【偶発損失】
将来、発生する可能性のある偶発的な事象によって生じる損失。→偶発損失引当金
ぐうはつそんしつ‐ひきあてきん【偶発損失引当金】
将来、偶発的に発生する可能性のある損失に備えるため、貸借対照表に引当金として計上する損失の見積額。
ぐ‐はつ【倶発】
[名](スル)一時に発生すること。同時に発覚すること。「此観念が或一定の方法で—し、若くは連続するの謂に外ならぬ」〈漱石・文学評論〉
グランドミステリー【グランド・ミステリー】
奥泉光の長編小説。平成10年(1998)刊。真珠湾攻撃直後、とある空母で発生した不審死から始まるミステリー。
グリオーマ【glioma】
神経膠腫(こうしゅ)。脳実質あるいは脊髄(せきずい)実質から発生する腫瘍(しゅよう)の総称。脳腫瘍の約3分の1〜9分の4を占め、最も頻度が高い。
ぐんぱつ‐じしん【群発地震】
一定の時期、またはある区域に集中して発生する、比較的小さな地震。
グーテンベルク‐リヒターそく【グーテンベルクリヒター則】
地震の規模と発生頻度の間に見られる経験則。ある地域において、ある期間に発生するマグニチュードM以上の地震の回数をnとすると、比例定数a、bを用いて、log10nは=a−bMという関係式で表される...
け‐あらし【毛嵐】
海面から立ち上る水蒸気が、陸上からの冷たい空気に触れて発生する霧。川・湖の場合にもいう。厳冬期の北日本に多い。