あ‐かがり【皸/皹】
《「あ」は足、「かがり」は、ひびが切れる意の「かかる」の連用形から。元来は足についていったか》あかぎれ。《季 冬》「—をかくして母の夜伽(よとぎ)かな/一茶」
あか‐ぎれ【皸/皹】
《「あかがり」の「あか」を「赤」と意識してできたものか》冬、寒さなどのため手足の皮膚が乾燥して裂ける状態。あかがり。「—が切れる」《季 冬》
かか・る【皸る】
[動ラ四]あかぎれが切れる。ひび割れがする。「稲舂(つ)けば—・る吾(あ)が手を今夜(こよひ)もか殿の若子(わくご)が取りて嘆かむ」〈万・三四五九〉
き‐れつ【皸裂】
あかぎれ。亀裂。
ひび【皹/皸】
皮膚が寒さや乾燥のため荒れて細かい裂け目ができること。「—が切れる」《季 冬》