どく‐や【毒矢】
矢じりに毒を塗った矢。
ながれ‐や【流れ矢】
目標からそれて飛ぶ矢。それ矢。
なぐ‐や【投ぐ矢/投ぐ箭】
「投げ矢」に同じ。「—持ち千尋射渡し剣大刀腰に取り佩(は)き」〈万・四一六四〉
なげ‐や【投(げ)矢】
弓につがえないで、手で投げ放つ矢。なぐや。
なり‐や【鳴(り)矢】
鏑矢(かぶらや)のこと。
なる‐や【鳴る矢】
「鏑矢(かぶらや)」に同じ。「それをなん—を以て射たりければ」〈今昔・二七・三三〉
に‐の‐や【二の矢】
1 2番目に射る矢。→一の矢 2 続けて次に打つ手段。次の手。
ね‐や【根矢】
鏃(やじり)。また、的矢(まとや)に対して征矢(そや)・鏑矢(かぶらや)・雁股(かりまた)などの実戦用の矢。
の‐や【野矢】
狩りに用いる、粗略な作りの矢。「重籐(しげどう)の弓、—そへて賜(た)ぶ」〈平家・八〉
はま‐や【破魔矢】
1 破魔弓につがえて放つ矢。現在は神社で厄よけのお守りとして売り出す正月の縁起物。《季 新年》「をりからの雪にうけたる—かな/万太郎」 2 新築の家の上棟式の際、鬼門の方角に向け、破魔弓とともに...