われ【割れ/破れ】
1 割れること。また、割れたものや、その破片。「ガラスの—」「—茶碗」 2 ある数量以下になること。「額面—」「定員—」
われ‐がね【破れ鐘/割れ鐘】
ひびの入った釣鐘。また、その音から、濁った太い大声のたとえにもいう。「—のような大声」
われ‐ごえ【破れ声】
濁った太い声。がらがら声。
われ‐ぜに【割れ銭/破れ銭】
破損した貨幣。中世、悪銭の一種として撰銭(えりぜに)の対象となった。
われ‐ぢゃわん【破れ茶碗/割れ茶碗】
ひびのはいった茶碗。また、一部の欠けた茶碗。
われ‐て【割れて/破れて】
[副]無理に。強いて。「男、—あはむと言ふ」〈伊勢・六九〉
われ‐なべ【破れ鍋/割れ鍋】
割れた鍋。
破(わ)れ鍋(なべ)に綴(と)じ蓋(ぶた)
破損した鍋にもそれ相応の蓋があること。どんな人にも、それにふさわしい伴侶があることのたとえ。また、両者が似通った者どうしであることのたとえ。 [補説]「綴じ蓋」を「閉じ蓋」と書くのは誤り。「綴じ...
われまど‐りろん【割れ窓理論/破れ窓理論】
窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる、という犯罪理論。軽犯罪を取り締まることで、犯...
われ‐め【割れ目/破れ目】
割れたところ。割れてできた裂け目。ひび。「—が入る」「氷の—」