そ‐し【祖師】
仏教で、一つの宗派を開いた人。禅宗の達磨(だるま)、日蓮宗の日蓮、浄土真宗の親鸞など。開祖。
そし‐え【祖師会】
⇒祖師忌(そしき)
そし‐き【祖師忌】
祖師の命日に行う法要。日蓮宗の会式(えしき)、浄土真宗の報恩講、禅宗の達磨忌など。祖師会(そしえ)。
そしず【祖師図】
室町時代の画家、狩野元信の作とされる紙本墨画淡彩の絵画。旧大仙院方丈障壁画の一部で、現在は掛軸となっている。国指定の重要文化財。
そし‐せいらい【祖師西来】
禅宗の祖師達磨が西方のインドから中国に渡来し、二祖慧可(えか)に禅の真髄を伝えたこと。
そし‐ぜん【祖師禅】
祖師達磨の流れをくむ禅。教外別伝(きょうげべつでん)・不立文字(ふりゅうもんじ)を主張し、言語や文字によらず、直接師から弟子へ以心伝心で悟りが伝えられることを説く。南宗禅。
そし‐どう【祖師堂】
祖師を祭った堂。特に禅宗で、達磨大師像を安置する堂。