い‐ろく【位禄】
1 官位と俸禄。 2 律令制で、四位・五位の者に与えられた禄。位階に応じて絁(あしぎぬ)・布・綿などが支給された。→封戸(ふこ)
えいせい‐ろく【永世禄】
明治2年(1869)、版籍奉還後、華族・士族に下賜された無期限の家禄や賞典禄。同9年、秩禄処分により解消。
えいろく【永禄】
戦国時代、正親町(おおぎまち)天皇の時の年号。1558年2月28日〜1570年4月23日。
おう‐ろく【女王禄】
《慣例で「女」の字は読まない》平安時代、白馬(あおうま)の節会(せちえ)の翌日(正月8日)と新嘗祭(にいなめさい)の翌日(11月中(なか)の巳(み)の日)に、紫宸殿(ししんでん)において皇族の女...
おん‐ろく【恩禄】
主君から受ける禄。「臆しぬれば、—欠くるのみならず」〈保元・中〉
かいろく【回禄】
中国の、火の神の名。 火災。また、火災にあうこと。「堂は昔からたびたび—に遭い」〈谷崎・乳野物語〉
か‐ろく【加禄】
禄高を増加すること。加増。
かろく【嘉禄】
鎌倉前期、後堀河天皇の時の年号。1225年4月20日〜1227年12月10日。
か‐ろく【家禄】
1 主君がその家臣である武士に与えた俸禄。家について支給され、江戸時代には世襲化していた。高禄の者は領地を、普通の武士は米穀を支給された。 2 明治初期、華族・士族の家格に対して支給された俸禄。...
かん‐ろく【官禄】
官位と俸禄。また、官府からもらう俸禄。