ばん‐しゅう【晩秋】
1 秋の終わり。秋の末。《季 秋》「—や杣(そま)のあめ牛薔薇甜(ね)ぶる/蛇笏」 2 陰暦9月の異称。
皮裏(ひり)の陽秋(ようしゅう)
《「晋書」褚裒(ちょほう)伝から》心中で是非善悪をきびしく判断して外に表さないこと。
びょう‐しゅう【杪秋】
《「杪」は、すえ、終わりの意》 1 秋の終わり。晩秋。 2 陰暦9月の異称。杪商(びょうしょう)。
ぶんげいしゅんじゅう【文芸春秋】
総合雑誌。大正12年(1923)菊池寛が創刊。最初は随筆雑誌であったが、大正15年(1926)以降総合雑誌となる。昭和10年(1935)芥川賞・直木賞を設立。
ぼ‐しゅう【暮秋】
1 秋の終わり。秋の暮れ。晩秋。《季 秋》「熟眠し—嘆ずることもなし/草城」 2 陰暦9月の異称。
ぼろやのしゅんじゅう【ボロ家の春秋】
梅崎春生の小説。昭和29年(1954)発表。同年、第32回直木賞受賞。昭和33年(1958)、「渡る世間は鬼ばかり ボロ家の春秋」の題名で映画化。
まい‐あき【毎秋】
「まいしゅう(毎秋)」に同じ。
まい‐しゅう【毎秋】
秋の季節ごと。毎年の秋。まいあき。「—紅葉の名所を訪れる」
みのり‐の‐あき【実りの秋/稔りの秋】
秋が、穀物や果物などの収穫が多くなる季節であることをいう語。
むぎ‐あき【麦秋】
「麦秋(ばくしゅう)」を訓読みにした語。《季 夏》「—や狐(きつね)ののかぬ小百姓/蕪村」