さんしょううお【山椒魚】
井伏鱒二の短編小説。体が大きくなり、岩屋から出られなくなったサンショウウオの悲嘆を描く。大正12年(1923)年の作品「幽閉」を改稿して昭和4年(1929)に発表。昭和60年(1985)、全集へ...
さんしょく‐ばん【三色版】
多色絵画・カラー写真などの原稿の3色分解撮影をし、網版法を用いてイエロー(黄)・マゼンタ(赤紫)・シアン(青緑)の3色のインキで刷り重ね、原稿どおりの色彩の印刷をする方法。→色の三原色
さん‐じゅん【刪潤】
[名](スル)詩文の不要な部分や悪い部分をけずって、足りないところを補足すること。「我詩稿を—せんと欲し」〈鴎外訳・即興詩人〉
さん‐てい【刪定】
[名](スル)語句や文章の悪いところを削って定稿にすること。「慎重に—する」
ざあ
[連語]《打消しの助動詞「ず」の連用形に係助詞「は」の付いた「ずは」の音変化》…なければ。…ないと。現代では多く、下に「まい」を伴って用いられる。「行か—なるまい」「知ら—言って聞かせやせう」〈...
ざつ‐しょとく【雑所得】
所得税法で定められた各種の所得のいずれにも該当しない所得。恩給、国民・厚生年金などの公的年金、著述家・作家以外の者が受ける原稿料や印税など。
しおもかないぬ【潮もかなひぬ】
赤瀬川隼の短編小説。昭和58年(1983)、「別冊文芸春秋」誌に発表。その後改稿した長編作品を昭和60年(1985)に刊行。
し‐こう【詩稿】
詩の草稿。詩の下書き。
し‐すう【紙数】
1 原稿用紙などの枚数。「与えられた—が尽きる」 2 書物のページ数。「—を増やす」
しぜんしんえいどう【自然真営道】
江戸中期の思想書。安藤昌益著。稿本と刊本があり、稿本は101巻92冊、刊本は3巻で宝暦3年(1753)刊。封建社会の批判、独自の医学説などを述べる。