まよい‐ばし【迷い箸】
「惑(まど)い箸」に同じ。
やいと‐ばし【灸箸】
灸をすえるとき、もぐさを挟むはし。
やけ‐ひばし【焼け火箸】
焼けて熱くなった火箸。
やっとこ‐ばし【鋏箸】
やっとこの手に持つ部分と、物をはさむ部分とが、はしのように長いもの。
やなぎ‐ばし【柳箸】
正月の祝い膳(ぜん)用の、柳の木で作った太箸。折れにくく縁起がよいとされる。《季 新年》「—今年は母の亡かりけり/碧童」
よせ‐ばし【寄(せ)箸】
嫌い箸の一。食器を、箸で手元に引き寄せること。
りきゅう‐ばし【利休箸】
両端を細く削った杉の箸。懐石用であるが、客膳(きゃくぜん)にも用いる。
わたし‐ばし【渡し箸】
食事の途中で、小皿・小鉢など器の上に箸を置くこと。 [補説]嫌い箸の一種で不作法とされる。箸置きを使うか、なければ割り箸の袋を折って箸置きの代わりにするなどし、これを避ける。
わたり‐ばし【渡り箸】
「移り箸」に同じ。
わり‐ばし【割(り)箸】
半分ほどの所まで割れ目が入れてあり、使用するときに割って2本にする箸。杉や竹などで作る。