かご‐バッグ【籠バッグ】
竹や籐(とう)などで編んだ籠に持ち手をつけたバッグ。
かご‐ぶね【籠船】
祭礼で引き歩く山車(だし)の一種。美しく飾りたてた船形に四輪の車をつけたもの。京都祇園会の船鉾(ふなぼこ)など。飾り船。
かご‐ぼり【籠彫(り)】
社寺建築の木鼻(きばな)などにみられる装飾用木彫りで、外面だけでなく、内部にも透かし彫りをして立体的に仕上げるもの。
かご‐まくら【籠枕】
籐(とう)や竹で編んだ枕。中空で風通しがよく、夏に用いる。籐枕。《季 夏》「涼しさや夢もぬけ行く—/乙由」
かご‐みみ【籠耳】
《籠に入れた水が編み目から漏れるところから》聞いてもすぐ忘れてしまうこと。「身は聞き下手のしかも—」〈徳和歌後万載集・一一〉
かご‐め【籠目】
籠の編み目。また、模様やひもの編み方などが、籠の目のようになったもの。
かご‐や【籠屋】
籠を製造・販売する人。また、その店。
かご‐わたし【籠渡し】
架橋できない深い谷や断崖(だんがい)、また、急流のために舟が渡せない場所で、綱を両岸に渡して籠をつり、中に人や物を入れて手繰り渡す装置。かごのわたし。ざる渡し。
こ【籠】
1 竹を編んで作ったいれもの。かご。「—もよみ—持ち」〈万・一〉 2 「伏せ籠(ご)」に同じ。「なえたる衣(きぬ)どもの厚肥えたる、大いなる—にうちかけて」〈源・帚木〉
こ‐ちゅう【籠中】
かごの中。ろうちゅう。「—の鳥」