がん‐しゅ【癌腫】
皮膚の表皮、消化管の粘膜、肝臓といった上皮性細胞から生じた悪性腫瘍(しゅよう)。癌化した細胞が増殖・浸潤・転移し、進行すると疼痛が激しく、全身状態が悪化する。発生部位により、胃癌・肺癌・乳癌など...
きかんし‐えん【気管支炎】
気管支の粘膜の炎症。ウイルスや細菌の感染によって起こり、発熱・悪寒・咳(せき)・痰(たん)などの症状がみられる。気管支カタル。
きかんし‐ぜんそく【気管支喘息】
アレルギーや自律神経の変調などが絡み合って、気管支の痙攣(けいれん)収縮、粘膜の浮腫(ふしゅ)、粘液分泌の増加が起こって気道が狭められ、発作的に喘鳴(ぜんめい)を伴う呼吸困難を呈する病気。
きゅう‐さいぼう【嗅細胞】
嗅覚の刺激物質を受容する細胞。人間では鼻腔(びこう)上部の粘膜中に分布。臭細胞。
きょう‐しょうたい【頰小帯】
頰粘膜と小臼歯(しょうきゅうし)部付近の歯槽粘膜をつなぐ粘膜のひだ。上下顎の左右両側にある。
きょう‐ねんまく【頰粘膜】
頰(ほお)の内側の粘膜。
きれ‐じ【切れ痔/裂れ痔】
肛門(こうもん)の粘膜が、硬い便の排出時などに切れる病気。排便時に激痛があり、ただれ・出血などもみられる。肛門裂創。裂肛。裂け痔。
くしゃみ【嚔】
《「くさめ」の音変化》鼻の粘膜が刺激されて起こる、反射的に激しく息を吐き出す生理現象。《季 冬》
クループ【croup】
《しわがれ声の意》のどや気管に、粘膜の壊死(えし)を伴わない偽膜ができる急性の炎症。のどの痛み、しわがれ声などの症状を示すが、ジフテリアとちがって偽膜が容易にはがれる。クルップ。コロップ。
クローン‐びょう【クローン病】
消化管の粘膜に潰瘍(かいよう)ができ、消化管壁の全層が冒されて肉芽腫が形成される病気。原因は不明。米国の内科医クローン(B.B.Crohn)が最初に報告した。