ぬいつけ‐もん【縫(い)付け紋】
別の布帛(ふはく)に描いて、衣服に縫いつけた紋。
ぬい‐もん【縫(い)紋】
刺繍(ししゅう)をして表した紋。染め抜き紋よりは略式。絓(すが)縫い・絞(しぼ)り縫いなどがある。
ぬき‐えもん【抜き衣紋】
和服の後ろ襟を引き下げ、襟足を出した着方。現在は女性の着方。抜き襟。仰(の)け衣紋。仰け領(くび)。
ぬき‐もん【抜(き)紋】
白く染め抜いた紋。
ねずみ‐こもん【鼠小紋】
ねずみ色の地に小紋を染め出した布。
のけ‐えもん【仰け衣紋】
「抜き衣紋(えもん)」に同じ。「羽織は…—にぞ着なしける」〈仮・竹斎・下〉
は‐もん【波紋/波文】
1 水面に物の落ちたときなどに、いく重にも輪を描いて広がる波の模様。 2 次々と周囲に動揺を伝えていくような影響。「政界に—を起こす」「若者の間に—を呼んだ番組」
はり‐もん【貼(り)紋】
衣服・羽織などに貼り付けた紋。切り付け紋。
はん‐もん【斑紋/斑文】
まだらの模様。
ひとつ‐もん【一つ紋】
背に一つだけつけた紋。また、その紋服。略装用。一所紋(ひとところもん)。