はに【埴】
きめの細かい黄赤色の粘土。瓦・陶器の原料。また、上代には衣にすりつけて模様を表すのにも用いた。赤土。粘土(ねばつち)。へな。はにつち。
はに‐もの【埴物/土物】
埴(きめの細かい黄赤色の粘土)で作ったもの。埴輪(はにわ)の類。
はん‐かん【繁簡】
繁雑と簡略。事細かいことと大まかなこと。「—よろしきを得ない文章」
ばら‐ずみ【散炭】
1 小枝を焼いてつくった細かい炭。 2 俵(たわら)に詰めないで、ばらで売る木炭。
ばん‐る【万縷】
いろいろな細かい事柄。
ひとこし‐ちりめん【一越縮緬】
《「越」は横糸の数を表す単位》横糸に右撚(よ)り糸と左撚り糸を1本ずつ交互に織り込んだ縮緬。しぼが細かい。
ひとつぶ‐かのこ【一粒鹿の子】
絞りの非常に細かい鹿の子絞り。
ひび【皹/皸】
皮膚が寒さや乾燥のため荒れて細かい裂け目ができること。「—が切れる」《季 冬》
ひび【罅】
《「皹(ひび)」と同語源》 1 陶器・ガラス・骨などにできる、細かい割れ目。 2 心身・人間関係などに生じた故障・不和などをたとえていう語。「友情に—が入る」
罅(ひび)が入(はい)・る
1 細かい割れ目ができる。「骨に—・る」 2 完全な状態、円満な関係などが損なわれる。心身・人間関係などに支障が生じる。「友情に—・る」