からくり‐まと【絡繰り的】
矢が的に当たると、的がひっくり返ってさまざまな人形が現れる仕掛け。祭礼などに、香具師(やし)が設けた。
からくり‐めがね【絡繰り眼鏡】
⇒覗(のぞ)き絡繰り
から‐く・る【絡繰る】
[動ラ四] 1 糸を縦横から引っ張って仕掛けを動かす。そういう仕掛けを工夫する。「何と能(よ)く—・った人形ではなきか」〈葉隠・二〉 2 陰にいて人を動かす。陰であやつる。〈日葡〉
から・ぐ【絡ぐ/紮ぐ】
[動ガ下二]「からげる」の文語形。
からげ【絡げ/紮げ】
1 束ねくくること。また、くくったもの。「十把一—(じっぱひとからげ)」 2 着物の裾を帯に挟むこと。また、その裾。すそからげ。「尻(しり)—」「—も下ろさず」〈浄・阿波の鳴門〉
からげ‐あみ【絡げ編み】
からげて編むこと。また、そのもの。
からげ‐ぬい【絡げ縫い】
布の裁ち目がほつれないように、からげて縫うこと。かがり縫い。まとい縫い。
から・げる【絡げる/紮げる】
[動ガ下一][文]から・ぐ[ガ下二] 1 縄やひもなどで結わえる。くくる。「荷物を麻ひもで—・げる」 2 衣服の一部をまくり上げて帯などに挟む。「裾を—・げる」
から‐まきぞめ【唐巻(き)染(め)/絡巻(き)染(め)】
《「から」は中国風の意とも、糸を絡みつける意ともいう》巻き染めの一。巻いた絹の上を緒(お)で巻いて染めるもの。
からま・す【絡ます】
[動サ五(四)] 1 まといつくようにする。「塀にツタを—・す」 2 関係づける。関連させる。「今後の処遇を—・して説得する」 [動サ下二]「からませる」の文語形。