つなのうえのしょうじょ【綱の上の少女】
片岡鉄兵の短編小説。昭和2年(1927)発表。新感覚派作家としての著者の代表作。
つな‐ば【綱場】
運材河川の要所に頑丈な綱を張って、流れてくる木材をせき止め、集めておく場所。
つな‐ばし【綱橋】
渓谷や絶壁などを横切って綱を張り渡し、木台・籠(かご)・車などをつるして人や荷物を乗せ、一方からたぐり寄せて他方へ渡したもの。
つな‐ひき【綱引き/綱曳き】
1 二組みに分かれて1本の綱の両端から引き合って勝負を争う競技。運動会などで行われるが、もとは年占行事の一種で、豊凶を占った。《季 新年》「—や去年の八束穂より合せ/蓼太」 2 (比喩的に)一つ...
つな‐ひ・く【綱曳く】
[動カ四] 1 牛馬などが、綱を引かれてさからう。「あまた年こゆる山辺に家居して—・く駒もおもなれにけり」〈かげろふ・中〉 2 意地を張る。強情を張る。「しかあらためむとも言はず、いたく—・きて...
つな‐びらき【綱開き】
出船の際の祝儀。船霊(ふなだま)に神酒(みき)を供え、謡曲をうたい、神酒を飲んで祝う。
つなやかた【綱館】
長唄。本名題「渡辺綱館の段」。明治2年(1869)3世杵屋(きねや)勘五郎が作曲。片腕を切り取られた茨木童子が、叔母に化けて渡辺綱の館を訪れ、腕を奪い返す。
つな‐わたし【綱渡し】
瀬の速い川などで、両岸に太い綱を張り渡し、それをたぐって船を渡すこと。また、その渡し場。
つな‐わたり【綱渡り】
[名](スル) 1 空中に張った綱の上を芸をしながら渡ること。また、その曲芸。 2 危険をおかして物事を行うこと。「借金で—して不況を乗り越える」
綱(つな)を張(は)・る
力士が横綱になる。また、横綱の地位にいる。