おかし【犯し】
罪を犯すこと。また、罪。罪科。「前(さき)の世の報いか、この世の—か」〈源・明石〉
おつ‐ど【越度】
1 律令制で、関所を破ること。通行許可証を持たず、関門を経ずに通過すること。罪科に処せられた。 2 法に反すること。〈日葡〉 3 「おちど」に同じ。「隠れたる瑕(きず)の少し候を、かくとも知らせ...
か【科】
[音]カ(クヮ)(呉)(漢) [訓]しな とが しぐさ [学習漢字]2年 1 物事を系統的に分類すること。分類された部門の一つ一つ。「科学・科目/医科・学科・教科・外科・工科・専科・百科・分科・...
かい‐えき【改易】
[名](スル) 1 改めかえること。更新すること。 2 中世、罪科などによって所領・所職・役職を取り上げること。 3 江戸時代、士分以上に科した刑罰。武士の身分を剝奪(はくだつ)し、領地・家屋敷...
か‐りょう【科料】
1 刑法の規定する主刑の一。軽微な犯罪に科する財産刑で、刑の序列としては罰金より軽い。とがりょう。 2 罪科を償うために出す金品。「盗賊(どろぼう)の噺(はなし)をする奴にゃ—を出させるぞ」〈滑...
くろがね‐の‐ちょう【鉄の帳】
閻魔(えんま)の庁で、地獄に送る罪人の名を書いてあるという鉄の帳面。「かくまで重き罪科(つみとが)の、閻魔の前には—に付くと聞くものを」〈浄・卯月の紅葉〉
ざい【罪】
[音]ザイ(呉) [訓]つみ [学習漢字]5年 〈ザイ〉 1 法にそむいた行い。つみ。「罪状・罪名/断罪・犯罪・微罪・無罪・有罪・余罪・傷害罪」 2 刑罪を加える。刑罰。「斬罪(ざんざい)・死...
ざい‐あん【罪案】
犯罪の処置についての案。また、罪科の箇条を記した文書。「—が定まって上申せられたのは」〈鴎外・大塩平八郎〉
ざい‐きゅう【罪咎】
つみととが。罪科。
しゃ【赦】
国家・皇室に吉凶の大事などがあったときに、朝廷や幕府などが、特に囚人の罪科を許したこと。