き‐くらげ【木耳】
1 担子菌類キクラゲ科のキノコ。桑やニワトコの枯れ木に群生。形が人の耳に似て、茶色で寒天質。乾燥すると縮み、軟骨質になる。主に中華料理に用いる。きのみみ。《季 夏》「—や母の遺せし裁鋏(たちばさ...
きさご【細螺/喜佐古/扁螺】
ニシキウズガイ科の巻き貝。内海の砂泥地に埋もれて群生する。貝殻は低円錐状で、殻径3センチくらい。殻表は青黒色にタイル状模様がある。肉は食用、殻はおはじき・貝細工などに使う。きしゃご。ぜぜがい。《...
きじ‐むしろ【雉蓆】
バラ科の多年草。山野に生え、高さ10〜30センチ。全体に粗い毛がある。葉は根際から群生し、卵形の小葉からなる羽状複葉。春、黄色い5弁花を開く。《季 春》
き‐じらみ【木虱】
半翅(はんし)目キジラミ科の昆虫の総称。体長2〜4ミリ。体形はセミに似て、透明の翅(はね)をもち、前翅は楕円形。後脚がよく発達し、跳ねる。草木の茎・葉に群生して液を吸う。ナシキジラミ・クワキジラ...
きりふり‐こうげん【霧降高原】
栃木県北西部、日光市にある高原。赤薙(あかなぎ)山(標高2010メートル)の南東斜面に広がる。ニッコウキスゲ・ヤマツツジの群生地。
きんこう‐か【金紅花/金光花】
キンコウカ科の多年草。本州中部以北の高山などの湿原に群生。高さ20〜50センチ。葉は線形で、根から2列に重なって出る。夏、黄色い6弁花を穂状につける。
ぎょうぎ‐しば【行儀芝】
イネ科の多年草。草地や海岸に群生し、高さ10〜25センチ。茎は地をはい、節から根を出す。初夏、数本の緑紫色の穂をつける。
ぎょ‐ぼく【魚木】
フウチョウボク科の常緑高木。熱帯に分布し、葉は3枚の倒卵形の小葉からなる複葉。初夏、黄白色の花を群生する。材で魚の形に作り釣りの擬似餌(ぎじえ)にする。あまき。
ぎょ‐りゅう【御柳】
ギョリュウ科の落葉小高木。多くの細い枝を出し、繊細な葉を密生する。春と夏の2回、淡紅色の小花が群生して咲く。中国の原産で、日本に寛保年間(1741〜1744)に渡来。庭木などにする。檉柳(ていり...
ぎんなん‐そう【銀杏草】
スギノリ科の紅藻。潮間帯の岩上に群生。高さ10〜25センチ。先が二分した卵形に広がる。北海道から東北地方に分布。糊(のり)の原料や食用とする。えぞつのまた。