そめ‐かえ・す【染(め)返す】
[動サ五(四)]色がさめたり、汚れたりしたときなど、改めて同じ色に染める。また、別の色に染める。「羽織を解いて—・す」
そめ‐なお・す【染(め)直す】
[動サ五(四)]染めてあるものを改めて再び染める。「母の羽織を—・して着る」
ぞろり
[副] 1 多くのものが一続きにつながっているさま。「各界の名士が—と居並ぶ」 2 だらしない感じに和服を着くずしているさま。また、場違いにはでな衣装を着ているさま。「棒縞の綿入半纏(わたいれば...
たたなわ・る【畳なわる】
[動ラ五(四)]幾重にも重なる。また、重なり合って連なる。「お召の羽織の裾が…座布団の上に—・って」〈鴎外・青年〉 「登り立ち国見をせせば—・る青垣山」〈万・三八〉
たつみ‐げいしゃ【辰巳芸者】
江戸深川の芸者のこと。男装をまねて宴席で羽織を着たので、羽織芸者ともよばれ、意気と侠気(きょうき)を売り物にした。→辰巳2
たて‐ろ【竪絽】
縦の方向に透き目を織り出した絽織り。夏羽織に多く用いる。→横絽
だるま‐はがし【達磨剝がし】
人の着ている羽織をはぎとって奪うこと。また、その盗人。
ち【乳】
1 ちち。乳汁(にゅうじゅう)。「—兄弟」「添え—」「みどり子の—乞ふがごとく」〈万・四一二二〉 2 《形が乳首に似ているところから》羽織・幕・旗などにつけた、ひもやさおを通すための小さな輪。「...
ち‐さがり【乳下(が)り】
1 羽織の肩山から乳(ち)(ひもを通す輪)までの寸法。 2 洋服で、首の付け根からバストの高い位置までの長さ。
ちゃ‐ばおり【茶羽織】
婦人用の丈の短い羽織。襠(まち)がつかず、共布のひもをつける。半反で作れるので半反羽織ともいう。もと、茶人が用いた。