こう‐もん【肛門】
消化管の終わりにある、大便の出口。直腸の末端が皮膚に開口する所。しりの穴。
こうもん‐かつやくきん【肛門括約筋】
排便などに際して、肛門を広げたり縮めたりする筋。平滑筋の内肛門括約筋と、横紋筋の外肛門括約筋とからなる。
こうもん‐かん【肛門管】
直腸と肛門を結ぶ管。肛門を締めたときに締まる部分で、長さは約3〜4センチメートル。恥骨直腸筋が直腸に付着する部分(肛門直腸輪)から肛門の出口(肛門縁)までをいう。
こうもん‐き【肛門期】
精神分析用語。口唇期に続く、小児性欲発達の第2の段階。排泄時の肛門刺激で快感を得ている、生後18か月から4歳ぐらいまでの時期。
こうもん‐きょきん【肛門挙筋】
肛門の周囲に位置する恥骨尾骨筋・腸骨尾骨筋・恥骨直腸筋の総称。骨盤底筋の一つで、骨盤隔膜を構成し、骨盤内臓を支持する。
こうもん‐さんかく【肛門三角】
左右の坐骨結節(ざこつけっせつ)と尾骨の先端を結ぶ三角形の領域。会陰(えいん)の後方を占め、正中線上に肛門が位置する。肛門部。
こうもんしゅうい‐えん【肛門周囲炎】
肛門および直腸周囲の炎症。化膿(かのう)菌の侵入によって起こり、痛み・はれ・発熱がみられる。肛囲炎。直腸周囲炎。
こうもん‐せいかく【肛門性格】
精神分析用語。成長したのちも、発達が肛門期に固着している性格類型。規則的・倹約・潔癖・強情などの性格を示す。アナル的性格。
こうもん‐せいこう【肛門性交】
肛門内に陰茎を入れる行為。アナルセックス。
こうもん‐ぶ【肛門部】
⇒肛門三角