ぎょ‐ゆ【魚油】
イワシ・ニシン・サバなどを圧搾して採取した脂肪油。魚臭があり、不飽和脂肪酸の含有が多い。硬化油・石鹸(せっけん)などの原料。
ぎょ‐ろう【魚蝋】
魚や海獣の油からとる白色の固形脂肪。ろうそくなどに用いた。
ぎん‐ば・る【銀張る】
[動ラ五(四)] 1 顔の白粉(おしろい)の上に、脂肪が浮き出してきて醜くなる。歌舞伎社会でいう。 2 張り裂けそうにふくれる。「大きなお腹、しかも—・ってござりました」〈浮・銀持気質〉
ギー【(ヒンディー)ghee/ghī】
インド・ネパールなどの調理用の透明な油。水牛・牛・羊・山羊などの乳から作ったバターを溶かし、脂肪(バターオイル)分を集めたもの。
くじら‐じる【鯨汁】
鯨の脂肪層の肉を入れて仕立てた味噌汁。すす払いの夜に食べるとされる。《季 冬》
クチン【cutin】
植物の表面を保護するクチクラの主成分。不飽和脂肪酸の重合した有機物質。
クッシング‐しょうこうぐん【クッシング症候群】
副腎皮質を刺激するホルモンが異常に分泌されて起こる病気。身体に急速に脂肪がつき、顔が丸くなり、多毛・糖尿・高血圧・無力症などを伴う。米国の医師クッシング(H.W.Cushing)が報告。
クリーム【cream】
1 牛乳からとれる黄白色のどろっとした脂肪質。成分は乳脂肪・水分・たんぱく質・乳糖などで、乳脂肪分18.0パーセント以上のもの。バター・菓子の製造や料理・コーヒーなどに用いる。乳脂。生クリーム。...
クリーム‐パウダー【cream powder】
《cream powder》生乳や牛乳から乳脂肪分以外の成分を取り除き、水分を除去して粉末状にしたもの。粉末クリーム。
クロテッド‐クリーム【clotted cream】
乳脂肪分60〜70パーセントの固形状をしたクリーム。さらりとして口ざわりがよい。スコーンなどに添えて食べる。