こし‐ざし【腰挿(し)/腰差(し)】
1 腰にさすこと。また、腰にさして持ち歩くもの。矢立ての類。 2 褒美として賜る、巻いた絹。腰にさして退出するのでいう。こしづけ。わきざし。「白き細長一襲(ひとかさね)、—などまで次々に賜ふ」〈...
こし‐ざん【腰桟】
唐戸(からど)の桟の、中ほどより少し下部にある横桟。帯桟。
こし‐しょうじ【腰障子】
高さ30センチほどの腰板のついた障子。《季 冬》
こし‐じろ【腰白】
腰の辺りを白く染め残した腰変わりの小袖。
こしじろ‐きんぱら【腰白金腹】
カエデチョウ科の鳥。全長12センチくらい。全体に黒褐色で腹と腰だけが白い。インドから中国南部・スマトラに分布。ジュウシマツの原種とされる。壇特(だんどく)。
こしじろ‐やまどり【腰白山鳥】
キジ科の鳥でヤマドリの亜種。九州南部に生息。雄は尾が長く、全体に濃い赤褐色で腰の部分が白い。
こし‐ぜに【腰銭】
小出し用に巾着(きんちゃく)などに入れて持ち歩いた小銭。「あるいは煙管筒又は—、思ひ思ひの身ごしらへをかしく」〈浮・栄花一代男〉
こし‐ぞり【腰反り】
刀の反りの中心が、柄(つか)に近い方にあるもの。備前反り。→先反り
こし‐たけ【腰丈】
腰までの高さ。腰までの長さ。
こし‐だか【腰高】
[名] 1 腰の高い塗り椀の称。高坏(たかつき)など。 2 器物や建具などの腰の部分を普通よりも高く作ったもの。 [名・形動] 1 人の腰の位置が高すぎて、構えが不安定なこと。また、そのさま...