すね【脛/臑】
膝(ひざ)からくるぶしまでの間の部分。はぎ。
すね‐あて【脛当て/臑当て】
1 武具の小具足の一。打物(うちもの)の類で薙(な)ぎ払われることを防ぐためにすねを覆い保護するもの。鉄や革で作る。 2 野球の捕手、ホッケーのゴールキーパーなどが、すねを保護するために用いる用具。
すね‐かじり【脛齧り】
親などから学資や生活費をもらって生活すること。また、その人。「—の身」
脛(すね)から火(ひ)を取(と)・る
火をつける火打ちの道具がないほど貧困がはなはだしい。「—・るこの西鶴同前の御ありさま」〈浮・元禄大平記〉
脛(すね)に疵(きず)持(も)・つ
昔犯した悪事などを隠している。自分の身にやましいところがある。「—・つ身」
すね‐にく【脛肉】
牛のすね部分の肉。筋が多く肉質は硬いが、味が濃く、コラーゲンを多く含む。ひき肉にしたり、煮込み料理やスープなどに用いられる。
脛(すね)を齧(かじ)・る
⇒親の脛(すね)を齧(かじ)る