ぐ‐とく【愚禿】
《頭を剃った、おろか者の意から》僧が自分をへりくだっていう語。特に、親鸞(しんらん)が自称に用いた。
愚人(ぐにん)は夏(なつ)の虫(むし)
愚人は自分から我が身を危地におとしいれるということのたとえ。
ぐ‐ひつ【愚筆】
へたな筆跡。自分の書いた文字や文章などをへりくだっていう語。
ぐ‐ふ【愚夫】
おろかな男。無知な夫。また、自分の夫をへりくだっていう語。
ぐ‐ふ【愚婦】
おろかな女。また、自分の妻をへりくだっていう語。
ぐ‐ふ【愚父】
自分の父をへりくだっていう語。
ぐ‐ぼ【愚母】
自分の母をへりくだっていう語。
ぐ‐まい【愚妹】
自分の妹をへりくだっていう語。
ぐ‐もん【愚問】
愚かな質問。また、自分の質問をへりくだっていう語。「—を発する」
ぐ‐りょ【愚慮】
おろかな考え。また、自分の考えをへりくだっていう語。「百般(さまざま)これを—なすに交際は信を失うべからず」〈染崎延房・近世紀聞〉