いちご‐じた【苺舌】
舌の乳頭が腫れてイチゴのような赤い色になった状態。溶連菌感染症や川崎病などでみられる。
いっこう‐りょうぜつ【一口両舌】
[名・形動]前に言ったことと、あとで言うこととが違うこと。また、そのさま。二枚舌。「サリトテハ—ナモノヂャ」〈天草本伊曽保・狼と子を持った女〉
うし‐の‐した【牛の舌】
カレイ目ウシノシタ亜目の海水魚の総称。水底の砂泥中にすみ、体は扁平で、口が鉤(かぎ)形に曲がっている。両眼はウシノシタでは左側に、ササウシノシタでは右側にある。世界の温帯から熱帯に分布。食用。→...
えん‐ぜつ【演説/演舌】
[名](スル) 1 大勢の前で自分の意見や主張を述べること。「税制について—する」「選挙—」 2 道理や意義を説き明かすこと。「宿老畏まって一々に是を—す」〈太平記・一一〉
おう‐ぜつ【鶯舌】
鶯(うぐいす)の声。また、美しい声のこと。「記者諸君を、只だ三寸の—もて右に左に叩たき伏せ」〈木下尚江・火の柱〉
かつ‐ぜつ【滑舌】
アナウンサー・俳優などが口の動きを滑らかにするために行う発音の練習。転じて、発音や発声がはっきりとしていて滑らかなこと。また、そのような話し方。「—が悪い」
きんこう‐もくぜつ【金口木舌】
《「論語集注」八佾(はちいつ)から》言論によって社会の人々を指導する人物。木鐸(ぼくたく)。
く‐ぜち【口舌/口説】
1 「くぜつ(口舌)1」に同じ。 2 「くぜつ(口舌)2」に同じ。「三人(みたり)ばかり、病事、—」〈かげろふ・下〉
く‐ぜつ【口舌/口説】
1 言葉。弁舌。また、口先だけのもの言い。おしゃべり。多弁。「恋の—」「—の徒」 2 言い争い。文句。特に江戸時代、男女間の痴話げんか。「かやうの—の絶えぬは、これゆゑにこそ」〈著聞集・一六〉
くろ‐うしのした【黒牛の舌】
ウシノシタ科の海水魚。全長約40センチ。体は長楕円形で、扁平。北海道南部以南、南シナ海に分布。底引き網で漁獲され、食用。《季 夏》